子育て child raising 2005 6 10
「女性が社会進出したら、少子化によって、日本経済が傾いた」という、
皮肉な結果にならないように、
働く女性が、安心して「子育て」ができる環境を整備すべきです。
私が住む地域は、東京近郊で、保育所の入所希望者が多く、抽選となっています。
運悪く、抽選に漏れた場合は、無認可の保育所に預けることになります。
さて、運よく保育所に入れたから、これで安心かというと、そうではありません。
子供は、体調を崩しやすいのです。
子供が熱を出すと、すぐ保育所から、「子供を迎えに来て」という電話がかかってきます。
これでは、安心して仕事ができません。
また、子供の病気が治らなければ、自宅で、看病することになります。
次に、子供が小学校に入学すれば、もう安心かというと、そうではありません。
今の小学校は、専業主婦が前提となっている仕組みなのです。
PTA活動や、学校の委員会活動(広報、保健など)は、平日の昼間に行うのです。
「私は、働いているので、そういう活動には参加できません」と言ったところで、
他のお母さんたちが、みんな参加していると、
自分だけ、いつも欠席というわけにいかなくなるのです。
そういうわけで、結局、有給休暇を取って、学校の活動に参加するのです。
その他にも、今の小学校は、
専業主婦が前提となっている仕組みなのかと思えるような状況が多いのです。
少子化対策は、こうした小さなところから改善していくべきです。
たとえ小さなことでも、積み重なれば、母親の負担は大きなものとなります。